あのモニカ・ベルッチ様が還暦を迎えたらしいですよ。
あら、わたしの夫と同級生かしら、どうだろうね。
映画『マレーナ』でのモニカ様は、それはそれは恐ろしいほどに神がかっていて、美の極みってこういうことなんだなと、しっかり心と体に刻み込ませていただいた。
その美しさと相反して、ストーリーはなかなかにハードでトラウマになりそうなレベルなので、注意が必要ですが。
その彼女も、結婚出産離婚を経て、いまのパートナーと幸せそうで何より。
60歳の彼女を、ルッキズムの観点からいろいろという人もいるのだろうけど、老いることってそんなにネガティブなことなのかな。
しみ、シワ、たるみ、そんなに嫌?
そりゃあね、お肉が下がってきますよ、崩れます。
フェイスライン、首、おっぱい、二の腕、背中、ウエスト、腰、おしり、腿、足首(全部だね)
気づいたらくびれもどこかに消えてしまって、おしりだって食パンのように四角くなっちゃうんだけど。
それはそれで「生きる」ということの美しさだと思うんだよね。
老いが始まるまで生きてこられたというだけで、素晴らしいことではないのかなと思ったりするわけです。
まあ、嫌なことも悪いことも悔しいことも腹立たしいことも、いろいろありますよ、生きてるとね。
だけど若くして生涯を終える方もいる中で、歳を重ねられるというのは当たり前のことではないし。
かくいうわたしも20代の頃に大病を経験して、その5年先まで自分が生きていられるかわからない状況で、病と向き合っていたわけですが、無事に完治して、いまこの熟女の入り口くらいまで生きてこられたというのは、奇跡とも言えるのよね。
だからエイジングは全然アンチじゃないというか、むしろありがたく受け入れてる部分もある。
日々のセルフケアはやりますが、美容医療へ盲目的に手を染めることはないだろうな。
自然にエイジングして、熟していきたい。
熟女礼讃なのよ。